リーガロイヤルホテル大阪
日本建築の近代化を目指した吉田五十八がタワー棟を設計したホテルです(当時の名称は大阪ロイヤルホテル)。特にロビーと庭園の水を室内に引き込んだラウンジが有名で、一度泊まって見たかったホテルです。
大阪に住む同期の友人を訪ね、たくさんお酒を飲んだあとの実測でした。線が歪んでいるのはそのせいではなく、単純に癖だと思います^^;
平面には、あくまで想定ですが芯々寸法も書きこんでいます。
お酒を飲んだ割には大分気合が入っていたようで、室内の壁面を示す展開図を2面と、窓辺の間接照明の寸法も書いていました。床から480mmという低い窓台が気持ち良く、印象的です。
壁をふかしてカーテンボックスを仕込むと同時に、その奥行を利用して窓の両側に壁のくぼみをつくり、そこに間接照明が仕込まれています。
間接照明の断面です。光源が見えないように目隠しの板を入れてあり、蛍光灯を交換しやすいように丁番で動くようになっています。
カーテンボックスの四周に薄い壁が出ており、カーテンを閉めた時に隙間から外の光が入らないようになっています。左右に壁をつくるのは良く見ますが、下面までボックス状にしているのは珍しいかと思います。とても細やかな配慮の行き届いた空間でした。
size:A6 文庫ノート 鉛筆、色鉛筆