洋梨の樹

山形への旅の最後に 斉藤茂吉記念館へ立寄りました

最寄の駅名も 茂吉記念館前

帰りの電車を待っていると……

落ち窪んだ畑の その底から 洋梨の樹が 腕をうねらせ 伸ばしていました

地獄の底から湧いて出たような 異様な迫力に圧されて ペンを取りました

電車が来るまで10分切っており 一本逃せば 1時間は来ません

着彩は帰宅後ですが そんなこんなで とても荒っぽいスケッチになりました

旅の終わりの 思い出深い一枚です


size:A4 画用紙 油性ペン・水彩