きっかけ
高校生の頃(早いもので四半世紀前…^^;)、ある日ふと、紙を使って楽器のミニチュアを作ってみようと思いました。
素材に「紙」を選んだ理由は、当時は深く考えていなかったと思いますが、小さい頃から紙とハサミが身近にあり、紙で色々なものを切ったり貼ったりして作って遊んでいたからだと思います。
ルーズリーフ
「紙」と一口に言っても様々な紙がありますが、私が主に使っているのは、どこにでもある(きっと家に一枚はあると思います)ルーズリーフです。
理由は簡単で、大量に余っていたからです。
勉強が好きではなかったんですね。
(ルーズリーフとの出会いについては、またどこかで改めて書きたいと思います)
できるだけ小さく
最初に作ったのはヴァイオリンのミニチュアでした。
弦楽器が好きなことと、その中で一番小さなヴァイオリンを、どこまで小さく、かつリアルに再現できるか? そこに挑戦してみたかったんです。
結果、つまようじよりも小さい、全長3.5cmほどのものを作ることができました。実際のヴァイオリンの全長が約60cmなので、1/20よりちょっと大きいスケール感です。詳しい制作過程については、追ってご紹介したいと思います。
外形だけなら、もう少し小さくもできたのですが……細部の表現が十分には作れず、ひとまずこれを基準にして他のいろいろな楽器を作ることにしました。
ちなみに、この小ささでは輪郭線のパーフリングを象嵌で再現できていないのが残念ですが、そのあたりの話はまた別の機会に。
最終的に、オーケストラをつくろう! というのが目標ですが、あれから25年経った今でも道半ばで、まだ作れていない楽器が何種類かあります。
ミニチュアヴァイオリン
素材:紙(ルーズリーフ)、ミシン糸、エナメル塗料