サンライズ瀬戸B寝台シングル

最小限の居場所

ブルートレインが引退して久しいですが 現役で走り続ける 数少ない寝台列車

懐かしい旅情もさることながら その居心地良さに惹かれて 中国〜四国方面への旅のとき よく愛用させていただいています

座って半畳 寝て一畳

畳一枚は 古くから人間が寝起きするための最小限の空間単位として 良く考えられています

こちらも ほぼ畳一枚ほどの最小限の空間に 寝起きするために必要な機能だけが コンパクトに納められています

2階建てになっているので 高さも1.8mほどと最小限 

立つともちろん低すぎますが 座るとこの低さがまた心地良く感じます

これくらいのスペースの書斎が家にあったら 趣味も仕事も集中できそうです

丁度良い高さの窓

ベッドに腰掛けると 窓台に肘をかけて丁度良い高さに 窓があります

本図は下の階のスケッチですが 上の階に乗ると窓が少し屋根の方に伸びていて トップライトのような開放感があります

窓がこの小さい部屋の居心地にとってとても重要な要素で これが無いとただの缶詰になってしまいます

移りゆく窓の景色を眺めつつ つまむ駅弁の味も格別


size:A6 文庫ノート 鉛筆・色鉛筆